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“Ballpark figure”という英語のスラング


こんにちは!

本日は“Ballpark figure”という英語のスラングをご紹介します。

1. “Ballpark figure”という英語のスラング

多くの日本人が英語でビジネスをする上で困るのが「英語のスラング」です。

「英語のスラング」とは、「英語の俗語」を意味します。正式な言葉や表現ではないけれども、一般的に日常生活や親しくなると使われるのが「英語のスラング」です。時には、「英語のスラング」もビジネスシーンでも使われ、学校では習わなかった英語のフレーズに、頭を抱えることもあるのが真面目な日本人気質なのかもしれません。

そのような「英語のスラング」の一つに、“Ballpark figure”という「英語のスラング」があります。

。“Ballpark”は、直訳すれば「野球場」のことを指します。そして、“figure”という単語は、「形」や「形態」という意味もありますが、この場合は可視化できる「数字」を意味しています。“Ballpark figure”という二つの英語の単語を組み合わせた「英語のスラング」は、「おおよその概算」や「大体の相場の数字」などを意味します。「野球場くらいの範囲内の誤差はあってもよいから、おおよその可視化できる概算」を求めたい時に使われます。

例えば、クライアントさんが畑違いの業界に踏み入れる場合などに、クライアントさんが相場も分からないけどおおよその概算が欲しい時に、“Ballpark figure”という「英語のスラング」が登場します。イメージしやすいように、次の英会話をご参照下さい。

クライアント

Please give us a ballpark figure of this new project. We’re new to this industry, so please advise us on how much a big project like this would cost based on your company’s past experiences.
(この新しいプロジェクトのおおよその予算感を教えてください。この業界は我々にとっては別畑なので、このような大きなプロジェクトの大体の予算のイメージを御社の経験をもとにご教授いただければ幸いです。)

A社

Sure. We plan this new project to cost at least 10 million US dollars. Of course this is just an estimation.
(もちろんです。当社の計画ですと、この新しいプロジェクトは最低でも米ドルで1000万はかかると思います。もちろんこれはまだ推定の段階です。)

クライアント

Yes, I understand. I just need a ballpark figure to take back to my boss. We can discuss the cost details as this new project moves forward.
( 分かりました。上司に持ち帰るためのおおよその予算感が必要だったので。この新しいプロジェクトの進行具合を見ながら、予算の詳細について詰めて話し合いましょう。)

A社

Yes, we agree with that idea. Thank you for your time today.
(私たちもそのアイディアに賛成です。本日はお時間を有難うございました。)


この例のように、大企業対大企業の規模の話し合いでも、「英語のスラング」である“Ballpark figure”というフレーズは使われます。

オリンピックやワールドカップのような大規模のイベントでも「おおよその概算」は必要ですし、より小規模な中小企業でも「おおよそな予算」の計算は必要になります。

“Ballpark figure”なので、「多かれ少なかれ大体の概算」が分かればよいので、日本でいう「どんぶり勘定」の「細かい計算はしないで大体いくらかかるか知らせる」という部分には類似しているかもしれません。ただ、「どんぶり勘定」というと、「無計画にお金を使うこと」という意味も含まれているようなので、この部分は“Ballpark figure”とは異なります。“Ballpark figure”は、今は「おおよその概算」で良いが、のちにはもっと緻密な会計を詰める場合に使います。

又、1億かかるのか10億かかるのか全く見当がつかない、というようなニュアンスでも以下のように“Ballpark figure”を使う事ができます。

Please give me a ballpark figure first so that I don’t sound so foolish.
(こちらが見当違いの話をしてしまわないよう、先におおよその概算をお知らせください。)

2. カジュアルな場面でのBallparkの使い方

ビジネスシーンでなくても、“Ballpark figure”という「英語のスラング」は使われます。
例えば、親しくなった外国人の友人に東京の不動産事情について以下のように聞かれる事もあるかもしれません。

I’ve only rented in Tokyo, so how much is it to buy a house in Tokyo? Can you give me a ballpark figure?
(私は東京で賃貸でしか住んだことがないんだけど、東京で家を購入するのはいくらかかるの?おおよその概算を教えてくれる?)

他にも食いしん坊の人とは以下のようなやり取りがあるかもしれません笑。

How many hotdogs did you eat last week?
(先週ホットドック何個食べたの?)

I don’t remember.
(覚えてないよ)

Ballpark.
(大体で)

50, 60.
(50個とか60個とかそれくらいかな)

3. まとめ

様々な状況で使える“Ballpark figure”という表現です。

ビジネスシーンでも、カジュアルな場面でも使えるので、「おおよその概算」を聞きたい場合に、活用してみてください。


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